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らー麺 實@山口県下関市 ☆☆☆ [山口県下関市]

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店外

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メニュー

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らー麺

下関市の安岡交差店を北上すると「らー麺 實(みのる)」があります。
ちなみにその先には、同市綾羅木から移転をした“王者”「ラーメン 楽」があります。
その昔、同市竹崎町に「いち龍」というラーメン店がありました。
下関市にしては濃厚な豚骨ラーメンだったので、よくお伺いしました。
その「いち龍」は閉店をされましたが、そこで働いていた方がラーメン店をされてらっしゃいます。
「らー麺 實」です。
宿題店のひとつで、ようやくお伺いしました。
ちなみに新下(しんしも)の「いち龍」は、当時のお店に出入りをされていた方がされてらっしゃいます。
暖簾は引き継がれましたが、大将もおっしゃるとおり、味や向かうベクトルは当時のお店とは違います。
これはこれで応援です。
店内は清潔です。
大将が厨房、女将が接客という典型的な夫婦店です。
妻とデフォのラーメンを硬麺で注文しました。
そのラーメン、当時の「いち龍」とは全く違います。
豚骨スープ、濃厚は濃厚なのですが、久留米系の濃厚です。
呼び戻しをされてらっしゃるかどうかは分かりませんが、味でいえばそのままです。
しかも結構な濃厚、濃縮です。
パンチがあります。
しかし、獣臭をあまり感じません。
かよわい女性でも大丈夫です。
手間暇を掛けてらっしゃると洞察します。
防府市の「ドルフィン」が、防衛大学校に入学をして夏休みに帰省した時のようなスープです。
久留米系の濃厚さに、ちょっとしたたくましさを感じます。
麺は細いのですが、ややウェーブがかかっています。
博多人のように直毛ではありません。
シャキっとした腰はありませんが、宇部ラーメンほどにはくたびれません。
クチャクチャした食感になります。
硬麺でお願いをした私の希望に応えようとする必死さが伝わって来ます。
ノスタルジックにかられ、当時の「いち龍」の味を求めてお伺いしましたが残念ながら出会えませんでした。
しかし、抜群においしい久留米系豚骨に出会えました。
これで勝負をしてやろうという大将の想いを感じます。
私はこうしたこだわりが好きです。
おいしいラーメンです。

山口県で久留米系豚骨のナンバーワンはここでしょう。

住所:山口県下関市福江岡崎695-1(Yahoo!地図
電話:083-258-5055
営業時間:午前11時~午後7時半(月曜~金曜、祭日)、午前11時~午後8時(土曜、日曜)
定休日:水曜
らー麺:600円
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海人

竹崎のいち龍はオーナーが宇部の一久を食べてこの味を下関でもと
思い伝手を頼って現實の大将を家族ごと下関に呼びいち龍の味を作ったのが始まりで、ルーツは宇部の一久なのです。
いち龍オーナー亡き後家族が味と権利全てを現新下関のいち龍オーナーに譲渡。味の受け継ぎを實の大将が支援したが
新下関いち龍は竹崎いち龍はとは別物になり客は減少の一途。
實のラーメンもいち龍に配慮して別物として精進している。
by 海人 (2013-09-20 20:03) 

ソニーファン

海人さんへ

コメントをありがとうございます!

>竹崎のいち龍はオーナーが宇部の一久を食べてこの味を下関でもと思い伝手を頼って現實の大将を家族ごと下関に呼びいち龍の味を作ったのが始まりで、ルーツは宇部の一久なのです。
ルーツが宇部の一久とは知りませんでした。

>新下関いち龍は竹崎いち龍はとは別物になり客は減少の一途。
竹崎町の「いち龍」を知る人にとっては、新下の「いち龍」は全く別のラーメンです。
それがマイナスになっているところはあると思います。
看板を引き継ぐとは難しいものですネ…。

>實のラーメンもいち龍に配慮して別物として精進している。
配慮ですか。
私には我が道を行く、と感じました(笑)。
by ソニーファン (2013-09-21 15:25) 

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