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侍@山口県山口市 ☆☆ [山口県山口市]

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店外

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メニュー

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手打ち中華そば(濃味)

久し振りに妻と「」にお伺いをしました。
白河ラーメンというより「侍」のそれを無性に食べたくなることがあります。
大将も二代目に替わられました。
その大将も頑張っていらっしゃいます。
そもそも二代目に手を挙げられたことが奇跡です。
私にはそんな根性がありません。
山口県で「とら食堂」のラーメンをいただけるとは幸せです。
二代目の大将には本当に感謝をしております。
そのラーメン(=中華そば)のスープは三種類から選べ、周知もですが丁寧に解説も添えてあります。
とても解りやく安心です。
また、初代は清水寺の住職が年の瀬に書かれる「今年の漢字」のような文字でメニューを掲げていらっしゃいましたが、二代目のそれはカジュアルになりました。
大塚家具のようです。
敷居が低くなりました。
濃味を注文しました。
ところでこの濃味、前日に残ったスープを熟成して提供されるそうです。
よって、前日の残り加減で当日の量が決まるそうです。
限定にしようかどうか迷ったと、二代目がおっしゃっていました。
初代とはなかなか話しができませんでしたが、二代目は話しをして下さいます。
オリジナルに溢れるラーメンで、まさしく「侍」の一杯です。
パンチは弱くなったような気がしますが、あくまでもド素人の気です。
そして、手打ち麺もいい感じでピロピロしています。
初代を踏襲されていらっしゃいます。
ところで、山口県には「山口拉麺維新」という素晴らしい企画があります。
「侍」もそうですが、光市の「まつかぜ」も参加をされていらっしゃいました。
その「まつかぜ」は二代目に譲られ屋号を「らーめん 西崎」とされましたが、残念ながら閉店をされました。
正直、「侍」に関しても懸念を抱いておりました。
初代を引き継ぐことは大変です。
しかし大丈夫でしょう。
初代の様なカリスマラーメンではなくなりましたが、二代目が初代のコンセプトを引き継ぎながらも自身の味を表現しようとしていらっしゃいます。
柔軟です。
大塚家具のようです。
敷居が低くなりました。
当然の思考錯誤中で、本日の中華そばは、それそのものです。
初代が残して行った想いと二代目が苦しむ様子が、今の中華そばに感じ取れます。
吉田松陰と高杉晋作の様な関係の味がします。
まさしく“侍”です。
こうしたことも、大将が話しをして下さるからこそ思えます。
ゴールデンウィークを利用して、「とら食堂」を引き継ぐ山口県のラーメンを食べに行ってみて下さい。
そして、ここが美味しい、ここが美味しくない、と二代目におっしゃって下さい。
二代目は風貌は強面(こわもて)ですが、聞く耳を持っていらっしゃいます。
その一言が「侍」を育てます。
私は無責任な人間です。

余談ですが、グロリアは「侍」の風景に似合いません。

住所:山口県山口市仁保中郷760-6(Yahoo!地図
電話:
営業時間:午前11時~午後3時
定休日:火曜
メニュー:手打ち中華そば(690円)

追記
ゴールデンウィークの営業日です。

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張り紙
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