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うまいもん処 ただいま@山口県萩市 ☆ [山口県萩市]

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メニュー
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メニュー
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メニュー
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メニュー
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豚骨らーめん(=萩ラーメン)
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とくだらーめん(=鹿児島ラーメン)
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ネット上をうろうろしていたところ、気になるラーメンを見つけました。
「うまいもん処 ただいま」の、萩ラーメンと鹿児島ラーメンです。
薩長ラーメンもあります。
以前、同店でただいまラーメンを、山口市の支店ではただいまラーメンとおかえりラーメンをいただいたことがあります。
しかし、萩市で萩ラーメンはもちろん、鹿児島ラーメンとなれば、長州人としては気になります。
宿題入りをしていましたが、機会ができたので妻と行きました。
店外のメニューにはそれぞれがあります。
頼もう。
ドアを開けます。
座敷に案内され、メニューを確認しました。
なぬ?
萩ラーメンと鹿児島ラーメンが無いではござらぬか。
拙者らは、山口から内燃機関という早馬に乗って城下に来たのでござる。
壁のメニューには「鹿児島らーめん 当店人気No1!!」とありますが、そこにも鹿児島ラーメンが無いではござらぬか。
もしやすると欺(あざむ)かれたか。
これでは長州はともかく、薩摩に対して申し訳が立たぬ。
腹を切るしかあるまい。
試しに、注文を取りに来られたご令嬢に「萩ラーメンと鹿児島ラーメンを一杯ずつ」と告げてみました。
すると難なく通りました。
なぬ?
しばし待つと、ラーメンが配膳されて来ました。
スープの白いほうが萩ラーメンで、茶褐色のほうが鹿児島ラーメンとのこと。
殿中にござる!にならずに済みました。
まずは萩ラーメンをいただくでござる。
スープはベタな豚骨で、とてもライトじゃ。
ほっほ…。
続いて麵でござる。
腰が優しめの中細ストレートでござる。
ほっほ…。
長州が博多のラーメンをイメージした仕上がりでござる。
よって、萩を全く感じないでござる。
世が世であれば、高杉晋作が暴れ出し、神代直人が切り込みに来るかもしれません。
まずは桂小五郎に相談をしますか。
大村益次郎であれば、いい策を打つでしょう。
どさくさに紛れて、井上薫と伊藤博文の二人が、一杯をいただきに来るはずです。
それを知った山県有朋は、玄関先で指を加えているに違いありません。
最後は前原一誠が萩ラーメンを提案するでしょうが、そもそもラーメン店の経営に向かないので終わるでしょう。
吉田松陰が草葉の陰から叫びます。
「ラーメンよ、狂いたまえ」。
続いて鹿児島ラーメンをいただくでござる。
スープは誠に醤油だれの強い、醤油豚骨じゃ。
ほっほ…。
続いて麵でござる。
色は違えども、萩ラーメンと同じかどうか判りません。
こちらもチェストを全く感じないでござる。
世が世であれば、島津久光が物申し、中村半次郎が切り込みに来るかもしれません。
それを知った西郷隆盛が止めに入るも、大久保利通が閉店に追い込むでしょう。
しかし、川路利良によって再び開店され、名店として続くかもしれません。
どちらのラーメンも萩、鹿児島をイメージできるそれではありません。
私はラーメンのコンサルではありません。
全くのド素人です。
まずはラーメンの名前を整理したほうがいいと思います。
判りにくい、というよりバラバラ(驚)。
ありえません。
とどのつまりは豚骨らーめん=萩らーめん、とくだらーめん=鹿児島ラーメンでした。
土地名・郷土名を使う場合はそれなりのそれなりが必要だと思います。
それは当然ラーメンの味に聞こえ、安易であれば、いずれ客に見透かされます。
いただいた中では、おかえりらーめんが萩を冠するに近かったですが、ん…。
同グループ店の積極的な展開にエネルギーを感じます。
萩店には萩ラーメンを追求して欲しいです。
居酒屋が本業なのは百も承知で、無責任きわまりなく書きます(汗)。

萩ラーメン=ただいま、と言う日が来れば嬉しいです。

住所:山口県萩市大字堀内124-4(Googleマップ
電話:050-1230-6772
営業時間:
定休日:
メニュー:豚骨らーめん=萩ラーメン(800円)、とくだらーめん=鹿児島ラーメン(850円)
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スガキヤ イオン太閤店@愛知県名古屋市中村区 ☆☆ [愛知県名古屋市中村区]

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メニュー
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ラーメン
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一気に寒くなりました。
どうぞご自愛下さいませ。
岐阜県岐阜市での出張からの帰り。
解放された後はどこのラーメン店に行きましょうか。
思いを馳(は)せます。
やはり仕事人間ではありません。
いの一番は福井県敦賀市の「中華そば 一力」です。
残念ながら営業日の関係でスケジュールが合いません。
いの二番は岐阜県高山市の「まさご」です。
残念ながら列車の本数が少なくスケジュールが合いません。
いの三番は三重県松坂市の「不二屋」です。
残念ながら営業時間の関係でスケジュールが合いません。
いの四番は愛知県名古屋市の「スガキヤ」、そして五番は同県一宮市の「新京」です。
追い詰めれていきます。
大谷選手のような財力があればプライベートジェットで行くのですが、私は貧乏人なのでそうはいきません。
限られた中で知恵を絞ります。
日本ラーメン秘史」と言う本を参考にしています。
その中に、「『スガキヤ』は名古屋市に欠かせないラーメン」とあります。
これでいの四番で決まりです。
であれば本店です。
私は、支店やチェーン店等でいくらいただいても、本店・元祖店・そして発祥店等でいただく一杯に勝るものはないと思っています。
ネットで調べてみましたが、「スガキヤ」の本店にヒットしません。
同社にメールで問い合わせてみると、以下(抜粋、本文そのまま)のような返事がありました。
「お問い合わせ頂きました本店とかは弊社では無く〇〇号店として呼んでいます。スクラップビルドを常に行っていますので1号店はございません。旗艦店としては、名古屋駅前や近隣の店舗として『イオンタウン太閤店』『イオン則武新町店』などがございます」。
名古屋駅前が具体的にどの店を指すかが分かりません。
まあいいです。
「イオンタウン太閤店」に行きましょう。
JR名古屋駅から歩いて10分程度で着きました。
余談です。
名古屋市は人口が約220万、福岡市は約160万。
名古屋市の方が都会ですが、歩いた感じは福岡市は全く負けていません。
いえ、むしろ洗練されています。
これはいずれ番外編で書きましょうか。
デフォルトのラーメンをいただきます
スープはあっさり豚骨です。
ほんの少しの魚介がありますか。
山口を含めた九州のこうしたところでいただくそれとは全く違います。
九州の豚は豚舎で動きまわっていますが、スガキヤの豚は奥で静かに眠っています。
やや縮れのある中細麺の小麦は、米国の大草原ではなく、東北地方の段々畑で育てられた様相です。
人生も色々、豚骨ラーメンも色々です。
湯川先生であれば、「底辺×高さ÷2がもしラーメンだったら…?実に名古屋のラーメンは面白い~」と言うかもしれません。

私もそう思いました。

住所:愛知県名古屋市中村区太閤一丁目19-42 イオンタウン太閤店(Googleマップ
電話:052-414-4605
営業時間:
定休日:
メニュー:ラーメン(390円)
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〇デブ 総本店@岐阜県岐阜市 ☆☆ [岐阜県岐阜市]

外観
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中華そば
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岐阜県岐阜市に行きました。
泊まりの出張です。
同市は2年振りです。
昨今の新幹線は早くなりました。
トイレもウオッシュレットです。
ありがたいです。
当然、ラーメンをいただきます。
会議は午後1時からですが、本社には午前11時すぎに到着するようにしました。
荷物をあずけて歩いて向かいます。
本社からほど近いところにある、「〇デブ 総本店」です。
同市の中心部の商店街?、歓楽街?になりますか。
平日でしたが、待ち客ができていました。
さすがの老舗店です。
私はこうした店が好きで、ボチボチで全国制覇を目指しています。
メニューは中華そばとわんたんだけです。
デフォルトの中華そばをお願いしました。
なみなみのスープで運ばれて来ました。
そのスープは甘みを少し感じる醤油味です。
色は濃いのですが、徳山醤油ラーメンのようにバチバチしていません。
麵は中細ストレートで、腰はクタクタです。
いい感じです。
「中華そば」より「中華蕎麦」の表記のほうが似合います。
そして店外、店内、そして中華そば全てがノスタルジーに溢(あふ)れています。
私を含めた客も。
大正6年の創業とあります。
西暦にすると1917年、今が2023年なので2023-1917=106年です。
106年も営業を続けていらっしゃるとは(驚)。
私の55年の人生なんて、吹けば飛んでしまいます。
歴史、伝統、信頼…、金で買えません。
凄いです。

我が身を反省しながらいただきました。

住所:岐阜県岐阜市日ノ出町3-1(Googleマップ
電話:058-262-9573
営業時間:午前11時~
定休日:毎月6日、16日、26日
メニュー:中華そば(600円)
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海賊家族 宮野温泉店@山口県山口市 [山口県山口市]

ほっぷ
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ほっぷ
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妻が「ほっぷ」の2023年12月15日号の記事で見つけました。
山口市の「海賊家族 宮野温泉店」が本格オープンをし、メニューにしょうゆラーメンを加えるようです。
記事を読むに、同店はからあげが売りのようです。
しかし、からあげと「海賊」がピンと来ません。
どうも海鮮料理店をイメージしてしまいます。
山賊」を意識しているのでしょうか。
まあ、いいです。
そう言えば「みほり峠」には唐揚げうどんがあります。

であれば、からあげラーメンがあると面白いかもしれません。

住所:山口県山口市宮野上1222 山口ふれあい館(Googleマップ
電話:050-8870-5529
営業時間:午前9時~午後7時
定休日:
メニュー:しょうゆラーメン(660円)
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丸和前ラーメン@福岡県北九州市小倉北区 ☆ [福岡県北九州市小倉北区]

外観
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メニュー
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ラーメン
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この日は職場の忘年会。
であれば、あの宿題店に行くしかありません。
北九州市小倉北区の「丸和前ラーメン」です。
北九州のラーメン実食ブログ」によると、同店は昭和33(1958)年の創業の夜専門です。
老舗店好きの私としては、この機会を逃してはいけません。
山口市からの出席なので、宿泊先も確保しています。
魚町で宴もたけなわ、あまり飲まない食べない私に皆が察知します。
「この後、どこかラーメンを食べに行くっちゃろ」。
当たり!
二次会はパスをしてさよなら、「丸和前ラーメン」に向かいます。
昼の小倉もそうですが、夜の小倉は更に怪しいです。
いい感じです。
同じ福岡県でも博多(=福岡市)に比べ、何もかもが洗練されていません。
博多がロンドンやパリであれば、小倉はメキシコシティかオゴタ(コロンビアの首都)のようです。
私は博多より小倉が好きです。
入店をしたのが午後9時ごろで、9割ほどの入りでした。
店に愛想はありません。
私を含め酔っぱらいがほとんどなので、それは必要ありません。
デフォルトのラーメンを注文しました。
豚骨スープは獣臭がしません。
思っていたほどコクがなく、むしろ塩辛く感じます。
チャーシューも同様に塩辛いです。
やや縮れのある麵は細く、腰も弱めです。
なるほど、これがあの「丸和前ラーメン」でしたか。
夜のラーメンに徹底しています
思えば、私は小倉で夜にラーメンをいただいことがほとんどありません。
小倉で酔っぱらって午後9時にラーメンをいただくとなると、「魁龍 本店」のラーメンと「丸和前ラーメン」のラーメンとではかなり事情が違ってきます。
前者の場合、若者であれば替え玉をするかもしれません。
しかし、私のような少食の中年男性はそもそも選択肢に上がりません。
後者の場合、学生であれば屋台はかっこ悪いと思ってくぐらないでしょう。
しかし、私のような少食の中年男性は大人の社交場として一杯を求めてしまいます。
ラーメンはドラマです。
そう言えば、野村克也さんが生前におっしゃいました。
「王や長嶋はヒマワリ。私は日本海の海辺に咲く月見草だ」。
よく解かりました。

小倉のラーメン、魁龍がヒマワリで丸和前は月見草でしょうか。

住所:福岡県北九州市小倉北区中島四丁目2-2(Googleマップ
電話:
営業時間:
定休日:
メニュー:ラーメン(850円)
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桜波夏(おはな)@山口県大島郡周防大島町 ☆☆ [山口県大島郡周防大島町]

外観
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メニュー
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豚骨ラーメン
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豚骨魚介味噌ラーメン
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妻と周防大島町の「桜波夏」に行きました。
同町には宿題ラーメンが多くあります。
「グリーンステイながうら」のみかん鍋らーめん、「濱勝」のてーるらーめん、「ゆゑゆゑ」の瀬戸貝ラーメン「まきちゃん」の塩ラーメン、「壱多富竜(ワンダフル)」です。
結構あります。
私の住む山口市湯田温泉から周防大島町は非常に遠いので、おいそれとは簡単に行くことができません。
その結果、宿題ラーメンが増えました。
これはこれで楽しいです。
「桜波夏」に着きました。
道路を挟んだ向かいに「」があります。
以前、なぎさラーメンをいただきました。
今は営業をしていますか?
豚骨ラーメンと豚骨味噌魚介ラーメンをいただきました。
まずは豚骨ラーメン。
スープは濃厚ですが、舌触りがあっさりしています。
獣臭はしません。
しかしコクがあります。
ストレートの中細麺は腰がまあまあで、スープに寄り添っています。
一方の豚骨味噌魚介ラーメン。
スープは濃厚ですが、舌触りもこっさりしています。
魚介感はややします。
そしてコクがあります。
ストレートの中細麺は腰がまあまあで、スープに馴染んでいます。
どちらも美味しいです。
豚骨ラーメンは「らー麵 實(みのる)」、豚骨味噌魚介ラーメンは「天下一品」のような様相です。
惜しむらくは、どちらもスープが温(ぬる)いです。
そして、調味料の事前チェックです。
スープはどちらも温かったです。
これはいただけません。
せっかくの美味しさを落としています。
調味料は、コショーやごまもほとんど空(から)でした。
爪楊枝(つまようじ)も。
開店をする前にチェックをしていないと思います。
お姉さんの愛想が良かっただけに残念です。
そう思うと「麺や のおくれ」の凄さを改めて感じます。
まさに現代のラーメン松下村塾です。
山口県でラーメン店を開業する気持ちがある人は、ここで学ぶといいと思います。
いずれにしても、どちらも強者(つわもの)のラーメンです。
失礼を承知で、意外とハイレベルの仕上がりです。
橋を渡ってでも、わざわざ行く価値のあるラーメンになりうる可能性を感じました。
そう言えば山を越えてまでも、客が並んだラーメンがありました。
愛を込めて。

ここまで来ると、もっともっと煮詰めて欲しいと願います。

住所:山口県大島郡周防大島町大字西方1958-77 道の駅サザンセトとうわ(Googleマップ
電話:
営業時間:
定休日:
メニュー:豚骨ラーメン(750円)、豚骨魚介味噌ラーメン(900円)
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江戸金@山口県山口市 ☆☆ [山口県山口市]

外観
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中華そば(大)
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私は山口市湯田温泉に住んでいます。
色々なラーメンをいただきたい性分なので、ひとつの店にこだわりません。
しかし、山口市内で時々無性にいただきたくなるラーメンがあります。
江戸金」と「三久ラーメン」のそれです。
ちなみに、「春来軒」のばりそばと「長崎ちゃんめん」の野菜たっぷりちゃんめん(味噌味)も無性に欲します。
と言うことで、久し振りに「江戸金」に行きました。
平日の正午前に入店、あれよあれよでほぼ満席になりました。
ラーメンを撮っている観光客?ラオタ?もいらっしゃいます。
さすがに「江戸金」です。
ここのラーメンの普通盛は、一般のそれに比べて少なめです。
よって、少食の私でも大盛は普通にいけます。
大盛を注文しました。
スープは豚骨なのですが、博多ラーメンのように白くありません。
これを、白湯(ぱいたん)スープ(中華料理用語で白濁した非常にコクのあるスープのこと。主材料は豚骨や鶏ガラであるが長時間強火で煮込んで作る。白濁するのは、脂肪やゼラチン質が乳化し水分と混ざるため)ではなく、清湯(ちんたん)スープ(基礎となる澄んだスープのこと)と呼ぶべきなのか。
まあ、いいです。
油加減と塩加減が結構、効いています。
麺は中太で、追い打ちをかけます。
食べ手を選ぶ変わり者向けのラーメンです。
麵とスープの方向と組み合わせが、いわゆる一般の豚骨ラーメンとは違います。
この辺りが中毒性を帯びる理由だと思います。
ここのラーメンは「濃厚」と言われています。
しかし、「魁龍」や「天下一品」とは全く違います。
ラーメンは面白いです。
濃厚なラーメンと言えば「大岩亭」です。
一度、行きたいものです。
「おそ松」と「亀山」が閉店をして随分となりました。
山口市の老舗と呼べるラーメン店は、「江戸金」と「小郡三久」のふたつぐらいになりました。
番外編」で書こうと思っていますが、大内の「春来軒」も閉店しました。
平家物語の有名な冒頭部分が思い出されます。
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘(かね)の声、諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり。
沙羅双樹(しゃらそうじゅ)の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。
奢(おご)れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛(たけ)き者も遂(つい)にはほろびぬ、偏(ひと)へに風の前の塵(ちり)におなじ」。
「祇園精舎の鐘の音は、『諸行無常』、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。
沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。
世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。
勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである」。

「江戸金」のラーメンは危険ド〇ッグのようでした。

住所:山口県山口市大市町1-21(Googleマップ
電話:083-924-5028
営業時間:午前11時~
定休日:火曜
メニュー:中華そば・大(730円)
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下関鯨屋 日新丸@山口県下関市 ☆☆☆ [山口県下関市]

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メニュー
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鯨骨らぁめん
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ラーメンの種類と言えば醤油味噌豚骨、そして塩ラーメンが一般的でしょう。
昨今は魚介系も増えました。
変わったところでは鶏、馬、羊、猪、そして鹿があります。
熊もニュースで見ました。
韓国では犬肉を食べる文化があるので、海を渡ればあるかもしれません。
下関市に鯨のラーメンができたようです。
そう言えば同市の「くじら館」にもありました。
下関鯨屋 日新丸」です。
下関市と言えば捕鯨の町、鯨の町です。
私の好きな、まさにその土地ならではのラーメンです。
同市に限らず、鯨ラーメンを見掛けません。
ラーメンは本当に多種多様です。
日本人の探求心は凄いと思います。
妻と伺いました。
店内は和食処といった落ち着いた雰囲気です。
敷居は高くありません。
気軽に入れ、明るく受け入れられます。
鯨骨(げいこつ)らぁめんをいただきました。
メニューに「鯨の軟骨から取ったスープと長州黒かしわから取った鶏がらスープをブレンドした、醬油ベースのあっさりしたラーメンです。
トッピングとして、旨味の強い鯨ベーコンや鯨舌(さえずり)も乗せた贅沢な一杯」、とあります。
ウンチクを確認してまずはスープです。
やや甘味を感じます。
私はド素人なので、鯨や鶏の味は分かりません。
優しくクリアなスープです。
麺は細く、腰は弱めです。
これが食べやすいです。
長浜ラーメンのバリカタは合いません。
スープと麵のバランスは大事です。
「スープと麵は夫婦のようなもの。
言い争いをすることもあるけれど、仲良くすることが大事」。
三八ラーメンの大将の言葉を思い出しました。
具材も全て鯨です。
牛骨ラーメンのチャーシューは牛ではなく豚です。
このこだわりにアッパレ!です。
唐戸市場が近くなので、帰りに覘(のぞ)いてみました。
道路は県外ナンバーの車が行列、店内は相変わらずの人だかりです。
外国人も多いです。
私は唐戸市場に魅力を感じません。
ただ単の巨大な寿司店・海鮮丼店です。
よそでもよくあります。
下関市ならではの料理や海産物がほとんどありません。
まあ、いいです。
ここまで来て、鯨のラーメンや下関ラーメン?をいただかないのはもったいないと思います。

鯨骨らぁめんは、一度はいただいてみる価値が大ありです。

住所:山口県下関市中之町6-3(Googleマップ
電話:083-242-0444
営業時間:午前11時~午後2時、午後5時半~午後10時
定休日:水曜
メニュー:鯨骨らぁめん(1,000円)
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典屋@山口県周南市 ☆☆ [山口県周南市]

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メニュー
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中華そば・並
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人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)。
吉凶も禍福も予測は不能なので、災難も悲しむことはなく、幸運も喜ぶことではないという意味のことわざです。
手元の岩波ことわざ辞典に記してあります。
詳しく説明が続きます。
国境に住む吉凶を見通す術に優れた老翁の馬が、胡の地に逃げてしまったので人々が同情したが、翁は悲嘆しなかった。
数ヵ月後にその馬は胡の駿馬を伴って帰ってきた。
人々が祝福すると、逆に翁はこれに災いを予見した。
はたして、老翁の子が落馬して足が不自由になってしまった。
すると翁は今度は福を予見した。
やがて、まわりの若者が戦争に駆り出されて死んでいったが、翁の子は足が不自由なために戦争に行くこともなく生き延びられたという。
先日、出張で岐阜市に行きました。
そのため、新幹線等の切符の手配をすることになりました。
昨今はネットで予約をして、スマホで改札を通るのが主流のようです。
アナログ人間の私は無理です(汗)。
前日に新山口駅のみどりの窓口に行きました。
送迎用等の無料駐車場がいっぱいでしたが、ちょうど運よく1台が出て行ったので停めることができました。
みどりの窓口は大行列です。
当然、並びました。
私の前の客ですったもんだが起きました。
スマホの予約ができていないとか、どうとか。
お姉さんと駅員さんがやり取りをします。
私は急ぎでないので眺めていました。
その様子を見ていた別の駅員に改札の中の窓口に誘導をされ、そこで切符を買うことになりました。
そこでもトラブルが発生しました。
対応をした若い駅員が何かを間違えたようで、右往左往しだしました。
ベテラン駅員がサポートをします。
しかし、埒(らち)が明かないようです。
私は急ぎでないので眺めていました。
そこに女子学生が現れました。
駅員に何かを訴えています。
話しを聞くと、周南公立大学で試験があるようです。
15分後発の新幹線に乗らないと間に合わないようで、慌てています。
私は急ぎでないのですが、眺めていくわけにはいきません。
若い駅員とベテラン駅員に女子学生を先にしていただくようお願いをしました。
さすがJR、旧国鉄です。
全く聞く耳を持ちません。
未だに公務員の血が流れています。
私も元公務員、その姿勢に居ても立っても居られなくなりました。
女子学生に試験の開始時間を尋ねると、車でも間に合うようです。
私は切符を後回しにして、女子学生を自身の車で周南公立大学に連れて行きました。
セーフ!
山口大学に通う中国人留学生でした。
私はこの日は、宇部市の宿題店の「萬馬券」に行く予定でした。
周南公立大学で女子学生を降ろしたのが正午前。
そう言えば、近くに「典屋」がありました。
ここも宿題店で、過去に2度ほど行きましたが、駐車ができずに断念しました。
ダメで元々、覗いてみると入店できました。
ラッキーです。
中華そばをお願いしました。
スープは旧徳山市ならではの色の濃い醤油です。
しかし、バチバチしてなく甘辛いです。
麺は細く、腰がまあまあです。
いい感じに仕上がっています。
旧徳山市は醤油ラーメンの文化があります。
その代表がスター等ですが、それらとはまた違った味付けです。
「中華そば 典屋」は徳山醤油ラーメンの新しいジャンルになりますか。
いずれにせよ、今回のドタバタがなければ同店に縁がなかったかもしれません。

まさに「人間万事塞翁が馬」のラーメンになりました。

住所:山口県周南市周陽一丁目14-20(Googleマップ
電話:
営業時間:午前11時~午後2時
定休日:水曜、木曜、金曜
メニュー:中華そば・並(700円)

追記

今年12月23日(土)~来年1月9日(火)は休業のようです。
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仁紡(じんほう)@山口県防府市 ☆☆ [山口県防府市]

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赤醤油豚骨
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味噌豚骨
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インターネットのおかげで、色々なラーメンの情報を知ることができるようになりました。
ありがたいことです。
またまた宿題店のひとつの「仁紡」に妻と伺いました。
2022年10月に防府市にオープンされました。
キムチを使ったラーメンのようです。
私は普段はキムチを食べません。
しかし、休日等になると無性に食べたくなります。
なぜか朝に。
妻と伺いました。
平日の正午前です。
待ち客がいました。
赤醤油豚骨と味噌豚骨をお願いしました。
妻と行くとラーメンのシェアができます。
こうした場合、基本と思われるラーメンとその真逆と思われるそれを注文します。
分からない場合は、メニューの端と端にします。
どうでもいいです。
さて、まずは赤醤油豚骨です。
唐辛子の辛さはそれほどでもありません。
これを苦手(そもそもそういう人はこうしたラーメンを食べません)な人でも、美味しくいただける塩梅(あんばい)に仕上がっています。
ベースの醤油とヤンニョンがうまく調和し、豚骨がまとめています。
麺は中細ストレートで弾力があります。
くたびれません。
続いて、一方の味噌豚骨です。
味噌みそ感が優しいながらも、しっかりした塩梅(あんばい)に仕上がっています。
こちらもベースの豚骨と味噌がうまく調和し、やはり豚骨がまとめています。
麺は赤醤油豚骨と同じです。
どちらもバランスが抜群です。
キムチも売りのようです。
よって醤油豚骨、もしくは味噌豚骨ラーメンの上にキムチを乗せる手もあったでしょう。
しかし、それを敢えてしていません。
醤油、豚骨、味噌、そしてヤンニョンを飼いならす、まさに猛獣使いです。

そう思うと、店内で自慢のキムチを買ってラーメンに入れるのが、ここでのスペシャルかもしれません。

住所:山口県防府市松崎町2-4(Googleマップ
電話:050-8884-3614
営業時間:午前11時~午後2時半
定休:
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